マレーシア中央銀行は16日、今年の経済成長が政府予測を下回る見通しを踏まえ、政策対応の余地があるとの認識を示した。米国の関税措置が貿易頼みの国内経済に暗い影を落としている。
ラシード総裁は記者会見で、「成長見通しに対するリスクバランスは、現時点では下振れ方向に傾いている」と指摘し、「われわれには政策手段があり、必要があれば政策対応の余地も備えている」と述べた。
ラシード総裁
Photographer: Samsul Said/Bloomberg 中銀と統計局が同日発表した1-3月期国内総生産(GDP)改定値は前年同期比4.4%増と、
速報値と同じ。ブルームバーグがまとめた予想中央値(4.5%増)をわずかに下回った。3四半期連続の成長鈍化だ。GDPは前期比では0.7%増えた。
トランプ米大統領が予告しているマレーシアからの輸入に課す関税(24%)発動を控え、国内経済は不安定な状況にある。関税は協議のために90日間、10%に引き下げられており、マレーシア政府は最終的に関税ゼロを目指している。
同総裁によると、今年のGDP成長率は
政府の公式予測である4.5-5.5%を「若干下回る」見通し。新たな見通しが今後1、2カ月後に発表されるとしている。
原題:
Malaysia Central Bank Says It’s Ready to Act as Growth View Dims (抜粋)







