太陽石油、米欧制裁のタンカーが輸送するロシア産原油を受け入れ
記事を要約すると以下のとおり。
米財務省と欧州連合(EU)の両者が制裁対象とするタンカーが運ぶロシア産原油を、
太陽石油が受け取る。 ブルームバーグがまとめた船舶追跡データによると、太陽石油はタンカー「ボイジャー」が輸送する60万バレルのサハリンブレンド原油の供給を受ける。米国の制裁適用除外は6月28日までとなっているものの、通常は延長される。サハリン2では天然ガスと原油が同時に生産されるため、原油を取引しないとなればサハリン2の生産に影響が生じかねないと、この広報担当者は、米国政府に確認したところ、日本はサハリン2からの石油輸入に、制裁対象のタンカーを利用できるとの回答を得たと説明した。 ブルームバーグがまとめた船舶追跡データによると、ボイジャーは9日に愛媛県の菊間港に入港し、この原油の荷下ろしを行った。 ロシア産原油の輸入国の一部は米制裁対象のタンカーが輸送する積み荷の受け入れに消極的で、こうしたタンカーの多くは制裁対象とされた後、稼働を長きにわたり停止していた。 同様に1月に米制裁対象のタンカーが途中まで運んだ後に制裁対象外の船舶に積み荷が移され、最終目的地に輸送された例を含めると、はるかにもっと多い。EUも翌月に続いた。
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