デンマークの製薬大手
ノボノルディスクの株式を英アクティビスト系ヘッジファンドのパーヴァス・アセット・マネジメントが取得したと英フィナンシャル・タイムズ(FT)が10日に報じた。ノボの株価は10日のコペンハーゲン市場で一時2.5%上昇し、肥満症治療薬市場で苦戦する中、2カ月ぶりの高値となった。
報道によると、パーヴァスは、次期最高経営責任者(CEO)の人選への影響力行使に関心を示しているという。ノボは5月、ラース・ヨルゲンセンCEOを
更迭した。
ゴールドマン・サックスの推計によれば、肥満症治療薬市場は2030年までに950億ドル規模に達すると予想され、競争が激化する中、ノボの糖尿病治療薬「オゼンピック」と「ウゴービ」も広く知られている。新たな減量薬の臨床試験結果が想定を下回ったことや、米
イーライ・リリーとの競争激化などを受け、ここ1年のノボの株価は下落傾向にある。
パーヴァスは、ノボの株式取得に関するコメントの要請に対し、今のところ応じていない。ノボ・ノルディスクの広報担当者もコメントを控えた。
ノボは、議決権ベースで77%を保有する「ノボノルディスク財団」によって支配されているが、同財団の保有分の株式資本に占める割合は、28%にとどまる。この二層構造によって、これまで同社は買収の標的から守られており、アクティビストによる経営介入は難しいとされている。
原題:
Novo Climbs After FT Reports Activist Parvus Amassed Stake(抜粋)





