欧州中銀３行が24時間内に利下げ、トランプ関税で政策対応に難しさ

過去24時間余りの間に、欧州の中央銀行3行が利下げを発表した。
　さらにノルウェー中央銀行も19日に0.25ポイント利下げを発表した。
欧州の一部中銀は利下げしたが、世界的には様子見の姿勢が広がっている。
　その背景にあるのは7月9日に期限を迎える米国による上乗せ関税の猶予措置だ。
　ブルームバーグ・エコノミクス（ＢＥ）のグローバルエコノミクス担当ディレクター、ジェイミー・ラッシュ氏は「英中銀とＦＯＭＣが他の中銀よりも利下げに慎重な理由は、関税の影響や労働市場における状況の違いである程度説明できる。」
一方、原油を輸入に頼る欧州では、成長が鈍化する中でインフレが進めば、利下げ理由はいずれもインフレに関連している。