【日本市況】ＴＯＰＩＸ年初来高値、関税懸念後退－心理改善で債券安

27日の日本市場では株式が上昇。
　米国と中国が貿易休戦に署名したほか、米ホワイトハウスのレビット報道官は上乗せ関税の一時停止措置が終了する7月9日の期限は「重要でない」と語り延長に含みを持たせた。
関連記事：米中が関税休戦に署名、10の貿易相手と合意近い－ラトニック商務長官27日以来円は対ドルでニューヨーク終値比0.01％）高い1.5ベーシスポイント（ｂｐ、1ｂｐ＝0.1％安の144円53銭長期国債先物9月物は前日比9銭安の139円12銭新発10年債利回りは1.6％高の2841.24日経平均株価は1.6％高の4万0199円45銭4万円回復は取引時間中で1月27日の国内株式・為替・債券相場の押し上げ要因となっていると話した。
　市場の強気ムードはアジア全体に広がっており、ＭＳＣＩアジア太平洋指数は約4年ぶりの高値をつけた。
米中の署名と報復税の削除は「いずれもポジティブな材料」としつつ、ドルが大きく買い戻されるような材料ではないと話す。
　多くの米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）メンバーは7月の利下げに慎重な見方を示している。
債券　　債券相場は下落。
　朝方発表された全国の先行指標となる東京都区部消費者物価指数（ＣＰＩ）は、生鮮食品を除くコアが6月に前年比3.3％上昇）を下回った。