ＦＲＢのストレステスト、大手銀全行が通過－配当と自社株買いに道筋

米大手銀行は連邦準備制度理事会（ ＦＲＢ）による今年のストレステスト（健全性審査）を問題なく通過した。
　ＦＲＢの推計では、これら銀行の自己資本のうち、最も質の高い指標と見なされる。
銀行が損失に備えて利益を留保せず、配当や自社株買いにどれだけ回せるかを判断する材料になる。
昨年のテストでは、失業率は同程度だが資産価格の下げがより大幅に設定された。
　キャピタル・アルファ・パートナーズ（ワシントン）のマネジングディレクター、イアン・カッツ氏は今回のテストが比較的穏やかなシナリオだったことを受け、銀行に求められる資本水準が下がり、配当と自社株買いの計画を発表する見通しだと、ＦＲＢ当局者は述べた。