元みずほ債券トレーダー、業界追放撤回求める申し立て英裁判所が却下

英当局による業界追放措置の撤回を求めた元みずほインターナショナルの国債トレーダー3人の申し立てを、英裁判所が退けた。
3氏は英国が欧州連合（ＥＵ）離脱を決めた2016年の国民投票の前後に、執行する意思がない取引について「誤解を招く」大口の注文を出したとされた。
　ＦＣＡが「金融市場の健全性に関わる重要な試金石」と位置付けたこの事件は、市場操作を巡る調査で同じトレーディングデスクに所属する複数のトレーダーは「市場の健全性を損なおうとした」と非難し「裁判所が彼らを金融サービス業に不適格と判断したことを歓迎する」とコメントした。