米国債、中・長期債の発行拡大予想が後退-ベッセント氏が見直し迫る
記事を要約すると以下のとおり。
中・長期の米国債の入札規模が来年拡大すると見込んでいたウォール街のディーラー各社が、見通しの修正を迫られている。 こうした見方の背景には、6月30日にベッセント長官がブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、利回りが上昇している時に中・長期債の発行を増やすのは理にかなわないと発言したことがある。 短期債での調達は、年限2、3、5、7、10、20、30年の利付債の発行規模が当面維持されることを示した。これらの発行規模は24年前半以降、安定した水準で推移している。吸収能力は入札規模に関する意思決定の材料の一つになる。 ディングラ氏によれば、現在は以前よりもロールオーバーリスクが小さくなっているという。米国のマネー・マーケット・ファンド(MMF)の存在は大きく、その運用資産は合計で約7兆ドルのTBを上回っている。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 米国債、中・長期債の発行拡大予想が後退-ベッセント氏が見直し迫る