赤沢再生相に面目失墜リスク、米閣僚訪日も関税協議素通りなら

日米関税協議で交渉役を担う赤沢亮正経済再生担当相は、今後数日中に新たな悩みの種を抱え込む可能性がある。
　赤沢氏は難しい立場に置かれている。
会談が行われても目立った成果がなければ、20日の参院選を前に交渉は停滞しているとの見方が有権者の間で広がる可能性もある。
対日貿易赤字の主因であり、日本にとっての基幹産業である自動車部品への25％の分野別関税の扱いを巡り、日米両国は引き続き対立している。
　日米閣僚間の関税協議はこれまで7回行われているが、いずれも赤沢再生相が訪米している。
大阪・関西万博のアメリカ館前に並ぶ来場客Photographer:RichardA.Brooks/AFP/GettyImages　　万博は外交の場としての機能も果たしている。