米国債のボラティリティーを示す指標が約3年半ぶりの水準に低下した。市場が数カ月にわたる混乱を経て、安定化しつつあることを新たに示している。
米国債利回りの予想変動を示すICE・BOFA・MOVE指数は10日、2022年以来の低水準で終了した。今週実施された10年債と30年債の入札が堅調な需要を集めたことも、市場の楽観ムードを裏付けている。
トランプ米大統領による関税措置の警告や財政支出拡大への懸念を背景に、米国債市場は今年に入って断続的なボラティリティーに見舞われてきた。こうした逆風は完全に払拭されたわけではなく、10年債利回りは11日の取引で上昇。同年債の価格は週間ベースで2週連続の下落となる見通しだ。
ジェフリーズ・インターナショナルのチーフ欧州ストラテジスト、モヒト・クマール氏は、10日の米30年債入札が「良好な結果となり、いくらか懸念が和らいだ」とリポートで指摘。ただし、財政不安を理由に米国と欧州、英国の「長期債は引き続き敬遠している」と述べた。
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原題:
US Treasuries Volatility Gauge Falls to More Than Three-Year Low(抜粋)





