6月の米求人件数は3カ月ぶりに減少したものの、引き続き労働需要が全般的に安定していることを示唆する水準で推移した。
キーポイント
求人件数は743万7000件に減少ブルームバーグ調査のエコノミスト予想は750万件
前月は771万2000件(速報値776万9000件)に下方修正
求人件数の減少は宿泊・飲食サービスやヘルスケア、金融・保険など、さまざまな業種で見られた。
今回の統計は、労働市場が冷え込みつつあるとの見方を裏付けているが、そのペースは緩やかだ。求人件数は新型コロナ禍前の平均をなお上回って推移しており、依然として労働需要が比較的健全であることを示唆する。ただ、人員採用は鈍化しており、失業者が新たな職に就くまでの期間は長期化している。
雇用率は3.3%に下がり、昨年11月以来の低水準。レイオフ率は前月と変わらず、抑制された水準が続いた。自発的離職者の数も限定的で、労働者の間で新たな仕事を見つける自信が昨年より低下していることがうかがえる。
米金融当局が注目する失業者1人当たりの求人件数は1.1件で、前月と変わらず。2022年のピーク時には2件だった。
労働省が公表するこの雇用動態調査(JOLTS)を巡っては、低い回答率や大幅な修正などを理由に信頼性を疑問視するエコノミストもいる。ただ、求人情報サイトのインディードによる類似の指数でも、6月の求人数は減少。今年に入ってからの減少傾向が続いていることが確認される。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:
US Job Openings Fall to 7.44 Million After Back-to-Back Jumps(抜粋)
(最終3段落に情報を追加して更新します)






