米国で12日発表される最新の物価統計は、エコノミストがインフレ加速を予想するが、ウォール街の専門家はそうなったとしても最近の株高の流れを崩すことはないとみている。
トランプ米大統領による世界的な関税措置がもたらすインフレへの影響は、7月の米消費者物価指数(CPI)にも反映されるとみられている。それでもJPモルガン・チェースやモルガン・スタンレーなど米大手金融機関は、投資家がこうした懸念を退け、堅調な企業業績や利下げ見通しに焦点を当てて、株価を押し上げると予想する。
JPモルガンのグローバルマーケットインテリジェンス責任者、アンドルー・タイラー氏は11日の顧客向けリポートで、マクロ経済指標は依然として「強気の見通しを後押ししており、企業収益は好調を維持する見込みだ」と指摘。米金融当局が利下げに向かっているとの見方も示した。
タイラー氏の見方によれば、インフレ率が上昇しても一時的であり、そのピークも市場予想を下回る可能性が高い。
実際、同氏のチームは12日の米CPI発表後、S&P500種株価指数がさらに上昇する確率を70%と想定しており、予想通りまたは予想を下回る内容であれば、S&P500種は最大で2%程度値上がりし得ると予測している。
原題:
Wall Street Pros See Stocks Ignoring ‘Transitory’ Inflation Rise
(抜粋)





