パウエル氏、注目のジャクソンホール舞台へ－利下げ示唆を市場は期待

パウエル米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）議長は22日、連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）が利下げ再開に動くかを明快に示唆できる絶好の舞台に上がる。
今年は、利下げでほぼ決着が付いたと思われた。
だが7月の米生産者物価指数（ＰＰＩ）は前月比で約3年ぶりの大幅上昇を示し、米関税政策の影響下でのインフレ懸念が再燃した。
ＦＯＭＣの次回会合（9月16、17日開催）での利下げに道を開く小さな変化も逃すまいと、投資家は耳をすますことになるだろう。
確定させるつもりがあるとは思わないと分析した。
予想外に悪い7月の雇用統計が公表され、5月と6月も下向き改定されたことで、市場の見方を追認するのか、債券投資家は様子をうかがっている。
　コロンビア・スレッドニードル・インベストメントの金利ストラテジスト、エド・アルフセイニ氏は「戦略的議論では早期にスタートし、ゆっくりと進めるか、遅めに始めてより積極的に進めるかだ」と指摘する。
トランプ大統領は、パウエル氏のリーダーシップを厳しく批判し、解任する考えさえほのめかした。
ピンゲル氏は「過去の議長らはジャクソンホールの最後のスピーチで在任期間を振り返ったが、それには理由がある。」