【米国市況】ジャクソンホールに身構えるウォール街、株小幅もみ合い
記事を要約すると以下のとおり。
注目のジャクソンホール会合を控え、ウォール街は静かな月曜となった。トランプ政権はインテルの株式約10%を取得する方向で協議していることが、関係者の情報で分かった。主要国・地域の中央銀行総裁が一堂に会する。9月の連邦公開市場委員会(FOMC)について何らかの示唆を与える可能性もある。FOMCを巡る市場の議論は利下げの幅と時期に移っていると、グレンミードのジェイソン・プライド、マイケル・レイノルズ両氏は指摘する。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長Photographer:AlDrago/Bloomberg トレジャリー・パートナーズのリチャード・サパースティーン氏は、雇用統計で過去の雇用者数の伸びが下方修正された事実と、インフレ率の安定を理由に、FRBはジャクソンホールという機会を利用して市場に準備を促し、年内を通じて緩和的となり得る姿勢を示唆するとみている。 株価収益率(PER)が高くても、年末にかけて企業利益が伸びることから、株価には引き続き追い風が吹くとサパースティーン氏は指摘。関税の影響を抑え、ドル安の恩恵を享受できたことが寄与したと、ゴールドマン・サックス・グループのストラテジストが分析した。シティグループが算出する米企業の1株利益予想における上方修正と下方修正の比率を示す指数は、2021年12月以来の高水準にある。同社の肥満症治療薬「ウゴービ」は重度の肝疾患への適用で米食品医薬品局(FDA)から認可を受けた。客室乗務員のストライキにより数百便が運航停止となったことが理由。利回り上昇は先週14日、生産者物価指数(PPI)が3年ぶりの大幅上昇となって以降続いている。市場では少なくとも9月の25bp利下げが織り込まれており、これを裏付けるようなハト派的な姿勢を期待している。今の市場は利下げが決まったも同然のような状態だからだと述べた。 ジャクソンホール会合にはサプライズを生んできた歴史がある。2年債利回りはその日に大きく下げた。外為 ジャクソンホール会合を控えた外為市場で、ブルームバーグ・ドル指数は薄商いの中を上昇。 為替直近値前営業日比変化率ブルームバーグ・ドル指数1205.212.350.20%ドル/円¥147.83¥0.640.43%ユーロ/ドル$1.1665-$0.0038-0.32% 米東部時間16時46分 トランプ米大統領はホワイトハウスでウクライナのゼレンスキー大統領と会談。 為替市場のボラティリティーは全般に極めて低い。 「市場のドル・ショートが若干行き過ぎていた可能性はある。」 今週は22日の新規失業保険申請件数、S&P米製造業購買担当者指数(PMI)が注目されている。トランプ米大統領とウクライナ大統領による会談の様子が伝わる中、ロシアとの紛争が早期に解決するとの期待は後退した。「原油トレーダーはここ数年、停戦への期待と制裁強化の脅威が交錯する中で翻弄(ほんろう)されてきた。」ロシア産原油の流通が一段と自由になる可能性を伴うためだ。 金 金相場は小幅下落。今週は世界各国・地域の中央銀行関係者がワイオミング州ジャクソンホールに集まる予定だ。 シンガポールのフィリップ・ノバのアナリスト、プリヤンカ・サチデワ氏は「市場はジャクソンホール会合でFRBがよりハト派的な姿勢を示すとの期待を強めており、先週発表されたやや強めの米インフレ指標はほぼ無視されている」と述べ、市場全体としては、インフレ圧力は弱まっているとの見方が大勢だとしている。原題:OilGainsasWhiteHouseMeetingDimsUkraineCeasefireOutlook(抜粋)原題:DollarEdgesHigherasJacksonHoleCapsWeek:InsideG-10(抜粋) 。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米国市況】ジャクソンホールに身構えるウォール街、株小幅もみ合い