ファンド勢、新興国資産に強気-先進国を上回るリターンに期待
記事を要約すると以下のとおり。
新興国市場の資産が今後、先進国市場を上回るリターンを生むと、大手資産運用会社が予想した。 ファンドマネジャーらは、新興国株ファンドの方が速いペースで増えている。 フィデリティのファンドマネジャー、ジョージ・エフスタソプロス氏(シンガポール在勤)は「大半の新興国で金融緩和が進み、国内の融資や消費が活性化している。」 トランプ氏が4月2日に「解放の日」関税を発表して以来、世界最大の新興国ETFであるiシェアーズ・コアMSCIエマージング・マーケッツETFには約58億ドル(約8550億円)が流入。 新興国資産は、4月2日以降いずれも約14%上昇している。トランプ氏による関税措置の警告が主に交渉戦術であるとの楽観的な見方が広がったことが、両指数の上昇要因となった。 「新興国の政策当局は保守的で、市場によって規律を保たれ、現実的な対応をしている。」 シンガポール在勤のポートフォリオマネジャー、トーマス・ポーラウエック氏は「先進国市場に比べてバリュエーションが割安な上、利益成長率の見通しも高いため、当社のマルチアセットポートフォリオでは新興国株をオーバーウエートにしている」と述べた。 比較的落ち着いたインフレ環境を背景に、新興国の債券も有望視されている。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース ファンド勢、新興国資産に強気-先進国を上回るリターンに期待