「桐生のバフェット」に買い場到来、グロース市場改革でテンバガーの夢
記事を要約すると以下のとおり。
群馬県桐生市。地方都市に身を置き、企業価値を見極めて投資に取り組む姿勢は「オマハの賢人」と呼ばれ、同氏もお手本とする米著名投資家、ウォーレン・バフェット氏のイメージと重なる。最重視するのは経営者の資質。機関投資家が入らない小型株には「うまくいけば5倍、10倍当たり前。」下手したら20倍、30倍になる魅力があると話す。 東証の資料によると、3月末時点で同市場に上場する600社余りのうち見直しの影響を受けるのは約200社。その後、不動産業界に身を投じ、独立してゴルフ場用地の地上げで富を築いた。経営者の資質は「長くて1時間ぐらいだけど話しているとある程度分かる」といい、この手法で「95%はだいたい成功」してきたと自負する。JICはスタートアップなど新興企業向けのファンド運営も手掛ける。須田氏のような投資家にとっては追い風となるとの見方を示した。須田氏の投資先であるジェリービーンズグループ(旧社名アマガサ)もその一社だ。今年4月に持ち株会社体制への移行を決め、事業を多角化させて靴以外の分野でも成長を目指す。 規模が小さい会社では経営環境の変化の影響が大きいため、須田氏は「どういう場面においても対処して伸びていける柔軟性」が重要とし、宮崎明社長にその資質があるとみて投資を決めたという。時価総額で40億円を上回る局面も多く、短期間で新基準について須田氏も認識しているが、それによる値上がりは期待しておらず「取引先とか会社、客がよくなれば必然的に100億円、200億円はそんなに気にしなくてもいく」との考えを持っているという。株式公開買い付け(TOB)が相次ぐことになれば、それも投資家にとっては好材料になる。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 「桐生のバフェット」に買い場到来、グロース市場改革でテンバガーの夢