フランス資産への圧力は2日目に入った。バイル首相が信任投票実施の計画を表明した影響が市場を揺るがし続けている。
フランス株の指標であるCAC40指数は続落し1.9%安。フランスとドイツの10年債利回り格差は3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大し78bpとなった。このままいけば4月以来の高水準での引けとなる。
サクソ銀行フランスの営業トレーディング責任者、アンドレア・トゥエニ氏は「これまで常に背景にあったフランス資産のリスクプレミアムが白日の下にさらされた」と語った。市場は「厳しい経済状況の中で、フランスが深刻な政治危機に陥っているという現実を認識しつつある」と指摘した。
フランスの金融株は大幅に下げ、アクサと
ソシエテ・ジェネラル、
BNPパリバはいずれも6%以上下落した。財政などフランス国内リスクに最もさらされている企業をまとめたバークレイズのバスケットは3.7%安となった。
INGのチーフ投資ストラテジスト、バンサン・ジュビンス氏は「フランスの財政状況について、市場全体に過度の楽観があったと思う」と述べた。
ユーロは対ドルの上げを縮め0.1%高の1.1631ドル。フランスの政治リスクが影響し、1週間物のボラティリティーは1カ月ぶりの大幅な上昇に向かっている。
バイル首相は25日、政府が財政計画を提示して信任を問えるように議会を前倒しで再開することに、マクロン大統領が同意したと明らかにした。
極右の国民連合(RN)、急進左派の不屈のフランス、緑の党はいずれも、9月8日の信任投票で反対票を投じる意向を示しており、社会党も政府を支持しない考えを明らかにしている。
過半数の議員が不信任票を投じれば、内閣は総辞職を余儀なくされる。昨年、バルニエ政権がたどったのと同じ道をたどることになる。
オッドBHFのストラテジスト、トーマス・ズロウォドツキ氏は、バイル首相の賭けはリスクが大きく、政権が倒れる可能性も高いと指摘。同氏のチームはこのリスクが株価に十分織り込まれていないとの見方から、フランス株をアンダーウエートとしている。
フランスの10年債利回りは既に、かつて欧州債務危機の震源地とされたギリシャやポルトガルの水準を上回っている。今週の動きを受けて、イタリアとの利回り格差はわずか7bpにまで縮まった。
「次の大きな節目は、フランス10年債利回りがイタリアを上回ることだろう」と、サクソのトゥエニ氏は語った。
原題:
French Market Stress Enters Second Day as Political Fears Mount(抜粋)
これはブルームバーグ・オートメーションを利用して作成した記事です。
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