トランプ氏のFRB攻撃は危険な賭け、利下げ後も長期金利上昇の恐れ
記事を要約すると以下のとおり。
トランプ米大統領は米連邦準備制度への前例のない攻撃をエスカレートさせているが、長期金利の上昇を招き、米経済と金融市場に打撃を及ぼす逆効果の危険をはらんでいる。 パウエル議長は来月にも利下げを再開する用意を示唆しているが、関税によるインフレ悪化懸念、財政赤字拡大に伴う国債増発、景気を圧迫するだけでなく、他の市場も動揺させかねない。 ネッドグループ・インベストメンツの債券責任者デービッド・ロバーツ氏は「米雇用者数の伸び鈍化と、ホワイトハウスによる連邦準備制度への攻撃の組み合わせが、米国債投資家にとって現実の問題になりつつある」と分析。イールドカーブ長期ゾーンのタームプレミアム上昇が、投資家にとって問題になるのは、1970年代初め以来のことだ。当時はニクソン政権がバーンズFRB議長に圧力をかけ、金利を低く抑えようとした。政治的圧力に屈服してはならないと指摘した。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース トランプ氏のFRB攻撃は危険な賭け、利下げ後も長期金利上昇の恐れ