フランスの政治不安、市場影響は軽微の見通し-ストラテジストら
記事を要約すると以下のとおり。
フランスで政権崩壊の可能性が再び浮上している問題で、ウォール街の有力ストラテジストらは、市場はすでにリスクを織り込んでおり、欧州株の米国株に対する好調な流れを崩すことにはならないとみている。いったん売りに押されたものの、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン、エルメス・インターナショナル、ロレアルといったCAC40指数の主力株の一部は、今週の下落分をすでに取り戻している。 銀行や高速道路運営会社、エネルギー企業は、国内収入への依存度が高いため、政治的混乱が長引けば最もリスクにさらされやすい。背景には、ドイツの大規模な歳出計画、ユーロ高、1-3月期(第1四半期)の米国資産からの資金流出がある。むしろ押し目買いを促すかもしれないと述べた。ただ、27日には下げの一部がすでに抑えられた様子も見られ、CAC40指数は0.4%上昇、ストックス欧州600指数も横ばいに終わった。 JPモルガン・アセット・マネジメントも、フランス債のスプレッドが85ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)まで拡大すれば、買いの好機になる可能性があると見ている。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース フランスの政治不安、市場影響は軽微の見通し-ストラテジストら