7月の米貿易赤字は拡大し、4カ月ぶりの大幅となった。トランプ米大統領が新たな関税を発表する前に、企業は財や原材料の輸入を急いだ。
キーポイント
財とサービスを合わせた米貿易赤字は783億ドル
前月から33%近く拡大
エコノミスト予想の中央値は約780億ドル
前月は591億ドル(速報値602億ドル)
輸入は5.9%増加し、前月まで3カ月続いた縮小から反転。輸出は小幅に増えた。これらの数値はインフレ調整されていない。
輸入の急増を率いた工業資材は、4カ月ぶりの高水準に増加。消費財の輸入も増加し、自動車を除いた資本財の輸入は今年2番目の大幅増だった。
トランプ米政権とまだ貿易合意を結んでいない諸国に上乗せ関税が発動されるのを控え、米企業が積極的に財の確保に動いたことが、今回の統計で浮き彫りになった。輸入はトランプ大統領が4月2日に関税を発表したことを先取りする形で、第1四半期に急増した後、3カ月連続で減少していた。
今年は貿易収支の大きな変動が、国内総生産(GDP)といった政府の経済活動指標にも同様の不安定さをもたらしている。
工業資材の輸入増には、非貨幣用金の輸入急増が反映された。経済分析局(BEA)は、金をGDPに算入する際に別の計算手法を用いている。
財の貿易赤字は対中国で6カ月ぶりに拡大した。対メキシコでは小幅に拡大。対カナダでは6月に2020年以来の小幅に縮小していたが、7月には拡大に転じた。
インフレを調整した財の貿易赤字は7月に1001億ドルと、前月から拡大。同赤字の額は今年3月に過去最大を記録していた。
詳細は表をご覧ください。
原題:
US Trade Gap Widens to Largest in Four Months on Import Flurry(抜粋)
(統計の詳細と背景情報を加えます)




