米銀JPモルガン・チェースは中国の
アリババグループについて、香港に上場している同社株の目標株価をほぼ45%引き上げた。ブルームバーグが集計するアナリスト予想の中で最も高い水準となった。
新たな目標株価は2026年末までに240香港ドルになると想定。これは先月末の終値から36%上昇し得る水準だ。
JPモルガンのアレックス・ヤオ氏らアナリストはリポートで、28会計年度の利益予想に基づく株価収益率(PER)12倍というバリュエーションは「上振れ余地」が大きいと指摘。クラウド売上高見通しの改善や人工知能(AI)と電子商取引の相乗効果拡大をその根拠に挙げた。
アリババの香港上場株は9月に53%急騰し、ハンセン指数構成銘柄の中で最も大きな
上昇率を記録した。
投資家心理が強気に傾いた背景には、同社がAI投資を当初の530億米ドル(約7兆8000億円)超という目標をさらに引き上げる計画を示したことや、米
エヌビディアとの新たな
提携がある。
ヤオ氏はリポートで、生成AI分野において「アリババはコンピューティングやプラットフォーム、アプリケーションのあらゆる段階に関与する立ち位置にあるほか、加盟店の収益性改善に直接寄与できる」と分析。
27年に見込まれるフードデリバリー競争などによる悪影響は一時的なもので、投資家は先を見据え評価すべきだと促した。
原題:
Alibaba Price Target Lifted by JPMorgan to Street High on Cloud (抜粋)
— 取材協力 Charlotte Yang
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