中国、エネルギー自立で増産へ巨額投資-外国勢は輸出需要減少を警戒
記事を要約すると以下のとおり。
中国の天津港から約20キロ沖合、渤海の海面に巨大な金属構造物がそびえ立っている。背景にあるのは、地政学的緊張の高まりと、通商を武器として用いることをいとわないトランプ米政権の政策だ。その前の6年間と比べて約25%の増加だ。 ペトロチャイナ・インターナショナル(シンガポール)の天然ガス担当副社長、黄穎超氏は先週の会議で、「この数年、世界各地でエネルギー危機が起きていると指摘。」だからわれわれは国内生産を推進していると述べた。実際、過去10年間の大半において、中国は世界の原油需要増加の6割以上を占めていた。経済の減速や電気自動車(EV)の普及で需要の増加を上回ると予想している。中国海洋石油のガス田(渤海)Photographer:DuPenghui/XinhuaNewsAgency/GettyImages それでも、世界のエネルギー企業が今年1-10月に新たに承認したLNG輸出能力は約1000億立方メートル分に達し、すでに記録上2番目に多い年となっている。しかし農業など他の重要分野と同様に、中国には代替手段が十分にある。中国は依然として生産量を大きく上回るエネルギーを消費しており、その状況がすぐに変わる見込みは薄い。天然ガスでは世界4位だ。 ペトロチャイナの年間生産量は過去10年間で25%近く増加し、石油換算で18億バレルに達した。 トランプ政権1期目の貿易戦争時、習近平国家主席は国内の原油生産を強化するよう改めて呼びかけた。 中国当局は掘削ペースを継続したい意向を明確にしている。政府方針に詳しい関係者は公表前の目標だとして、匿名を条件に語った。
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