ゴールドマン､今後10年の米国株アンダーパフォーム予想-他地域に比べ

ゴールドマン・サックス・グループのチーフグローバル株式ストラテジスト、ピーター・オッペンハイマー氏は、米国株が今後10年にわたり他の市場に対しアンダーパフォームすると予想した。
　S&P500の上昇率は16%にとどまった。
　オッペンハイマー氏とチームはリポートで「米国以外への分散を進め、新興国に比重を置くべきだ」と助言。
　地域別では、日本を除くアジアが年率10.3%と予測されている。
　オッペンハイマー氏は、昨年初めの時点で米国株が割高になり始めていると警告し、長年低迷してきた米国外市場へのシフトを提唱していた。
　同指数の予想株価収益率（PER）は23倍に上昇し、新型コロナウイルスのパンデミック後のピーク水準に並び、ドットコムバブル前の最高値にも迫っている。