米経済に家計不安の影、サブプライム自動車ローン延滞が過去最高に
記事を要約すると以下のとおり。
米国では自動車ローンの延滞が過去最高水準に達している。関連記事:自動車版サブプライム破綻は「炭鉱のカナリア」、米家計に広がる痛み 家計の脆弱性が鮮明になったのは9月、サブプライム自動車ローンを手掛けるトライカラー・ホールディングスが、連邦破産法第7条に基づく会社清算を申請した時だった。関連記事:「揺らぐジェンガ」のような米経済、富裕層依存の構造に深まるリスク 直近の地方選では、多くの消費者が景気の先行きに悲観的な見方を示している。関連記事:トランプ経済、景気堅調も国民の評価は冷ややか-チャートで読み解くバージニア州フォールズチャーチの自動車販売店に並ぶ中古車Photographer:EricLee/Bloomberg 信用調査会社トランスユニオンによると、7-9月としては、19年(14.5%)以来で最も高くなった。昨年12月に立ち上げたクラウドファンディングの支援で車を取り戻すことができたものの、返済を続ける余裕はほとんどないという。 いまも就職先は見つからず、実家に戻って暮らしている。調査会社エドマンズ・ドット・コムによれば、新車購入時に下取りに出す車のうち、査定額がローン残高を下回る「ネガティブエクイティー」の割合は7-9月に初めて5万ドル(約770万円)を突破した。信用情報会社エクスペリアンによれば、信用スコアが300-500点のディープ・サブプライム層では、4-6月(第2四半期)の平均金利が29.5%に達した。いったん支払いが遅れると延滞料がかさみ、取り戻すのがとても難しいと語った。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 米経済に家計不安の影、サブプライム自動車ローン延滞が過去最高に




