エルメス初代バーキンも落札、日本が中古高級ブランド市場の中心地に
記事を要約すると以下のとおり。
表参道の静かな路地を、ディオールのサドルバッグやエルメスのシルクスカーフを身に着けた外国人が行き交う。 円安でインバウンド(訪日外国人)が記録的な水準となる中、日本のヴィンテージ市場が話題を呼んでいる。 中古ブランド店「ALLU」の表参道店では、3階建ての建物内にヴィンテージ品が並ぶ。バッグとしてはオークションでの最高額を記録した。バッグを落札できる余裕が生まれた理由について、過去数年間の事業の成長と為替変動を挙げる。店内には華やかな色合いのシャネルのヴィンテージ品が並ぶ。良好な保存状態の希少アイテムに対する評価が、SNSを通じて広まったためだ。 日本人は「物を大切に使い、特別な時しか使わない」と板倉氏は話す。バブル期から始まったトレンドで、歴史的な観点から高級品市場への「日本の貢献は非常に大きい」と話す。 長沢教授によると、日本のヴィンテージ品の人気が高いのは、偽物が少なく購入に安心感があることや、円安でインバウンドによる購入が増えていること、メンテナンスが良く新品同様の物が多いことが背景にある。一方、AMOREの最大の顧客は米国からの観光客だ。「オンライン販売は関税があると厳しい」が、「逆に言えばそれが日本で買うモチベーションになると指摘する。現地で直接交渉することで、「まとめ買いをする代わりに関税の一部を負担してもらうよう売り手を説得する機会が得られると話す。」特にシャネルのクラシックバッグが人気で、1点当たり少なくとも3000ドルで販売されるという。 オリジナルのバーキンは今月到着し、24日までALLUの表参道店で展示されている。嵜本氏は、このバーキンを販売する予定はないが、為替レートにかかわらず、集客につながることを期待している。
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