AIブームの意外な勝者、キャタピラーに脚光-隠れた主役はタービン
記事を要約すると以下のとおり。
人工知能(AI)ブームの勝者探しで、意外な銘柄が急浮上してきた。 半導体メーカーやソフトウエア銘柄の株価急騰で始まったAIブームは、その後データセンターや電力関連の銘柄に波及。 キャタピラー株は2日午前終盤の取引でも1.2%高で推移。欧州最大の年金基金であるオランダの公務員年金ABPが保有するキャタピラー株を売却したと伝わったが、市場は意に介していないようだ。オラクルの発表以降、キャタピラー株は9営業日のうち8日で大きく値上がりした。オーウェン氏によれば、キャタピラー株の目標株価を495ドルから517ドルに引き上げた。 キャタピラーは建設・鉱山機械メーカーの印象が圧倒的に強いが、発電事業は今後の1株利益(EPS)拡大局面でけん引役となる可能性が高く、投資家に最も理解されていない事業でもあると、BofAのアナリストは同事業について「キャタピラーで最も利益率が高く、成長見通しも強い」と述べている。 現在の株価水準はウォール街の平均目標株価を上回っており、ここから上値を伸ばすのは容易ではないとの見方もある。BofAのフェニガー氏は、そこに上昇余地を見いだしている。キャタピラーは、マイクロソフトやエヌビディアといった大手のAI関連銘柄と比べても割安だ。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース AIブームの意外な勝者、キャタピラーに脚光-隠れた主役はタービン