欧州中央銀行(ECB)チーフエコノミストのレーン理事は29日、インフレについて上下いずれの方向にも大きなリスクは見られないと述べ、同氏や他の当局者が当面は金利を現行水準に据え置こうとしていることを示唆した。
フランクフルトでのパネル討論に登壇したレーン氏は、「パンデミック前の極めて低いインフレというバランスに戻るようには見えない」一方で、「インフレ目標を大きく上回ったまま推移するような重大なリスクも見られない」と述べた。
ECBはインフレ率が2%近辺で安定しているとして、11日の政策委員会合で、前回に続き中銀預金金利を2%に据え置いた。10月も同様の判断が見込まれている。今回のサイクルでは既に利下げが8回行われており、投資家やエコノミストは追加の利下げを予想していない。
レーン氏は「現時点でのインフレ見通しの評価は、かなり穏やかなものだ」と語った。
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原題:
ECB’s Lane Says Inflation Outlook Is ‘Reasonably Benign’(抜粋)





