欧州中央銀行(ECB)の賃金トラッカーは、ユーロ圏の賃金上昇率が来年最初の9カ月は2%付近で推移すると示唆しており、インフレが制御されつつあるとのECBの見解が裏付けられた格好となった。
ECBが5日公表した賃金トラッカーによると、26年7-9月(第3四半期)の賃金は前年比2.2%上昇する見通し。。第2四半期は同1.8%が示唆されている。2024年末に5.3%だったピーク水準からは大きな低下となる。
ECBは声明で「先行きを示す情報は、妥結賃金の伸び鈍化を示し続けている」と指摘、「2026年第1-3四半期の暫定データは、賃金上昇率が低下し、より安定化していることを示唆している」と続けた。
先週のECB会合では、3会合連続で政策金利の据え置きが決定した。ECBのラガルド総裁は、金融政策当局として良好な状況にあるとの見方をあらためて示した。インフレ率が2%の目標付近で推移し、経済が成長しているなか、多くの当局者はさらなる金融緩和には慎重だ。
原題:Euro-Zone Wage Growth to Remain Around 2% Next Year, ECB Says
(抜粋)






