【米国市況】株上昇、終了直前に上げ幅拡大-ドル買い優勢で146円台
記事を要約すると以下のとおり。
30日の米国株式市場では3主要指数がそろって上昇。S&P500種は最高値に近づいた。米金融当局が大幅利下げに踏み切る可能性が残るかどうかは、来週の雇用統計が左右しそうだ。 ネーションワイドの投資調査責任者マーク・ハケット氏は「月末に近づくのに伴い、市場のセンチメントは月初からかなり落ち着いてきた」と指摘。 LPLファイナンシャルのチーフ・テクニカル・ストラテジスト、アダム・ターンキスト氏によると、S&P500種は1950年以降、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合ともほぼ重なると述べた。 3連休を控えて商いは薄かった。個別株では、好決算が追い風となり、デル・テクノロジーズが値上がりした。 「前回7月の雇用統計は大きく下振れるようなら50bpの大幅利下げ観測が強まりそうだと述べた。」PCE価格指数の発表を受けて、9月から始まるとみられる米利下げのペースが緩やかになるとの見方が強まったほか、世界的な債券供給拡大の見通しが意識された。米国債下落、PCE統計は「50bpの利下げを促すには力不足の内容になるだろう」と指摘。SeptemberRateCutSolidifiedAfterBenignInflationDataOutlookfora25-basis-pointreductionfirmsaftertheFed'spreferredinflationgaugeshowedpricesaremoderatingasexpectedSource:Bloomberg為替 ニューヨーク外国為替市場では、米国債利回りの上昇に伴い、ドルが上昇。じりじりと下げ幅を拡大する展開となり、一時は146円25銭まで売られた。市場では、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成するOPECプラス、計画通り10月からの供給拡大を予定通り実施するとの見方が織り込まれた。 みずほセキュリティーズUSAの先物部門ディレクター、ボブ・ヨーガー氏は「ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油は一時的に1バレル=60ドル前半まで下がる可能性がある」と指摘。中心限月の11月限は76.93ドル。月間ベースでは2カ月連続高。 ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前日比32.70ドル(1.3%)安の1オンス=2527.60ドルで取引を終えた。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米国市況】株上昇、終了直前に上げ幅拡大-ドル買い優勢で146円台