ベネズエラのマドゥロ氏、退陣拒み孤立深める-QuickTake
記事を要約すると以下のとおり。
昨年7月のベネズエラ大統領選で野党候補に敗れた証拠があるにもかかわらず勝利を主張し続けているニコラス・マドゥロ氏が3回目の大統領就任式に臨み、
6年間の新たな任期をスタートさせた。マドゥロ政権下では食料・燃料の不足や公共サービスの不安定さが目立ち、770万人のベネズエラ人が国外に脱出。大規模な抗議デモも頻発した。マドゥロ氏はどのようにして政権を維持しているのか マドゥロ氏の側につき、全国的な抗議活動を鎮圧した。マドゥロ内閣は勲章を受け入れる用意をしている。24年の大統領選で何が起きたのか ベネズエラが近代史上最悪の経済危機から脱する中で、マドゥロ氏は国際社会に対して民主主義の原則を尊重していることをアピールしようと、マチャド氏が信頼するエドムンド・ゴンサレス氏の立候補を許可した。 しかし、現実には公正な選挙とは全く言えない展開となった。 マチャド氏側が発表した集計結果は、昨年12月に100歳で死去したカーター元米大統領が設立した非営利団体で、民主的選挙の支援を目的の一つとしている。彼女の父親が経営する製鉄会社シベンサは、ベネズエラ経済にダメージを与えているとしてチャベス氏が10年に接収した時点で国内2位の規模を誇っていた。このため、14年にマドゥロ氏の盟友カベジョ国会議長(当時)によって議会から追放された。 政府監査当局によると、マチャド氏は資産開示において誤りや記載漏れがあったという。米国はトランプ政権1期目の19年、国会議長を務めていたグアイド氏を暫定大統領と認定した。 ゴンサレス氏(75)は、1990年代から2000年代前半にかけて、ベネズエラの通貨安定や外国からの投資促進、政治犯の解放を訴えている。政府軍は厳しく取り締まり、多くの市民を抑圧するため、殺人や強制失踪、拷問を行っているという信頼できる報告があるとしている。これを受け、ベネズエラ当局は同氏逮捕につながる情報提供に10万ドル(約1600万円)の報奨金を出すと発表した。マドゥロ政権への圧力を強めるため、米国とEU、英国、カナダはベネズエラ政府に対する制裁を強化した。 それでも、キューバのディアスカネル大統領はマドゥロ氏の就任式に出席し、中国の習近平国家主席も代理人を参加させた。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース ベネズエラのマドゥロ氏、退陣拒み孤立深める-QuickTake






