15日の債券相場は下落が予想される。先物夜間取引が下落したことや、円安進行による日本銀行の早期追加利上げ観測の高まりが売り手掛かりになる見込み。同日行われる5年国債入札に対する警戒感も相場の重しになりそうだ。
東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジストは、債券相場は先物夜間取引下落を受けて下げて始まり、トランプ氏の米大統領への返り咲き、日銀の早期利上げ観測、国債増発懸念の三重苦は変わらないとし、「続落後に相場は持ち直しても戻りが鈍そうだ」とみる。
佐野氏は、5年債入札について、0.7%台に利回りが上昇すればある程度の投資家需要が見込まれるとしながらも「応札は足りないとみられ、不安が残る」との見方を示した。
同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは1.055~1.075%(14日は1.06%で終了)、先物中心限月12月物は142円77銭~142円99銭(同142円98銭)。
14日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルで7月以来となる1ドル=156円42銭に下落。米国の利下げ観測の後退がドル買い・円売りにつながった。
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先物夜間取引で12月物は14日の日中取引終値比9銭安の142円89銭で終えた。
5年債入札
表面利率0.6%の5年物173回債の追加発行の見込み、発行予定額は前回と同じ2兆3000億円程度
新発5年債の14日の入札前(WI)取引は0.69%程度
大和証券の小野木啓子シニアJGBストラテジスト
0.7%台で必要最低限の落札にとどまるように応札スタンスを考えたい
次回入札(12月10日)に向けて5年国債利回りは 0.7-0.8%水準での推移時間が増えると見て臨みたい
備考:5年利付国債の過去の入札結果(表)
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