日鉄、バイデン政権に翻意促す－ＵＳスチール買収で土壇場の働き掛け

ペンシルベニア州クレアトンのコークス関連施設（2024年9月9日）Photographer:JustinMerriman/Bloomberg　　全米鉄鋼労働組合（ＵＳＷ）と米政界の上層部は買収に頑強に反対している。
　日鉄の森副会長は「結局のところ、この合併は国家安全保障と重要なサプライチェーンを危険にさらす。」
ＵＳスチールと日鉄は、ピッツバーグに近い三つの製鉄所では一般組合員の多くが計画の承認を望んでいると話す。
「モンバレーの雇用が今後50－100年にわたり確かなものになる」と同氏はインタビューで語った。
ホワイトハウスと知事のオフィスは10日、コメントを控えた。
ＵＳスチールが大統領選の激戦州であるペンシルベニア州ピッツバーグに本社を置くこともあって、買収に反対する立場を表明した。
　ピッツバーグとＵＳスチールの事業に依存しているという。