米国の関税巡る威圧にＥＵ最強の対抗措置、フランスが検討求める

　報道後ユーロは一時1.08ドルを下回り、2週間ぶりの安値を付けた。
ＥＵ側は、米国製品260億ユーロ（約4兆2000億円）相当に報復関税を課し、これに対しＥＵは対象国の貿易やサービス、特定の知的財産権、外国直接投資、公共調達へのアクセスなど、幅広い範囲での報復措置を展開できるようになる。
4月2日に米国がどのような関税を発表するのか、ＡＣＩが適用可能なのかを見極める必要があるため、同措置の使用に関する議論はまだ先のことだという。
　ＡＣＩは、ＥＵ製品に追加関税が課されたことを受け、ＥＵは貿易防衛策を強化に取り組み、必要に応じて対応することを目的に設計された。
台湾がリトアニア製品に輸入制限を課す決定を下したことも、導入のきっかけとなった。