3月の米消費者物価指数(CPI)統計は、食品とエネルギーを除いたコア指数の前月比が市場予想に反して鈍化するなど、全般的にインフレ圧力の後退を示唆した。物価上昇圧力につながり得る大規模な関税措置が導入される前に、消費者物価が落ち着いていたことが示された。
キーポイント
コアCPIは前月比0.1%上昇-市場予想は0.3%上昇
2月は0.2%上昇
前年同月比では2.8%上昇-予想は3.0%上昇2月は3.1%上昇
総合CPIは前月比0.1%低下-予想は0.1%上昇
2月は0.2%上昇
前年同月比では2.4%上昇-予想は2.5%上昇2月は2.8%上昇
コア指数の前月比は9カ月ぶりの低い伸びとなった。総合CPIの前月比での低下は、およそ5年ぶり。
エネルギーや中古車、ホテル宿泊、航空運賃の低下が特に影響した。ここ数年、インフレ押し上げ要因となってきた自動車保険も低下した。
CPI発表後、米10年債利回りはいったん上昇したものの再び低下。S&P500種株価指数とドルはマイナス圏で推移している。
一部の関税は既に発動されていたにもかかわらず、玩具や家電など中国へのエクスポージャーが高いカテゴリーの一部が低下した。
コアの財価格は0.1%低下と、昨年8月以来のマイナスとなった。
サービス分野で最大の項目である住居費は0.2%上昇に鈍化した。ホテル宿泊費の大幅低下が影響した。
一方、持ち家のある人がその家を賃貸する場合の想定家賃である帰属家賃(OER)は0.4%上昇に加速。食品価格は0.5%上昇と、2022年10月以来の大幅上昇に並んだ。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:
US Inflation Unexpectedly Slows Down Ahead of Tariffs Impact(抜粋)
(統計の詳細やチャートを追加して更新します)






