「関税なんか気にしない」、FRB利下げ観測でリスク資産に買い殺到
記事を要約すると以下のとおり。
米利下げ観測が高まる中、市場ではあらゆるリスク資産が積極的に買われている。世界的にも、ボラティリティー指数から欧州銀行の投機的債券、暗号資産(仮想通貨)に至るまで、企業収益や世界経済成長に対する投資家の自信がうかがえる。 ただ、関税の本格的な影響が米経済全体に浸透するには時間がかかるとの見方から、資産価格の上昇があまりに急ピッチで進んでいるのではないかとの疑問も一部で浮上している。「現実の経済情勢とかけ離れた動きで、株式市場には楽観もしくは熱狂の波が押し寄せている」と述べた。ベッセント米財務長官はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、金利は「おそらく150、175ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低い水準にあるべきだろう」と語った。小型株で構成するラッセル2000指数は4カ月連続の上昇となる勢いだ。むしろ、その逆だ。減税が関税の影響を補うとの見通しを一部踏まえた。 ヌビーンのマクロクレジット責任者でグローバル投資ストラテジスト、ローラ・クーパー氏は「9月に25または50bpの利下げが実施されそうだとの観測が強まる中、金利は一段の利下げを織り込む動きになるだろう」と分析。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 「関税なんか気にしない」、FRB利下げ観測でリスク資産に買い殺到