【日本市況】超長期債が大幅安、20年債入札不調-日米協議警戒し円高
記事を要約すると以下のとおり。
20日の日本市場では超長期債が大幅下落。最低落札価格は98円15銭と予想(99円80銭)を大きく下回り、大きいと不調を示すテール(落札価格の最低と平均の差)は1円14銭と1987年以来の水準に拡大した。超長期債利回りが前日から10bp以上上昇した。 りそなアセットマネジメントの藤原貴志チーフファンドマネジャーは20年債利回りは2.555%と3月下旬以来の水準に上昇。 みずほ証券の大森翔央輝チーフ・デスク・ストラテジストは、20年債入札が弱い結果となり、10年債や30年債への金利上昇圧力もかかるとし、「こうなってくると超長期債の需給懸念はさらに高まるだけ。」6月の金融政策決定会合で行う国債買い入れ減額計画の中間評価に向け、市場の動向や機能度を含めて点検し、計画修正の是非や来年4月以降の方針を議論する。 東海東京インテリジェンス・ラボの柴田秀樹金利・為替シニアストラテジストは、日米協議を前に為替相場はボラティリティーが上がっており、円高への警戒感からドルの上値は重いと語る。 株式 東京株式相場は小幅反発。 半面、電気・ガスや陸運、食料品株などディフェンシブセクター、小売株などは軟調。半面、日米の財務相会談で為替が協議されるとの見方から円高になりやすいため、「慎重な動きが出てきているとも指摘した。」 この記事は一部にブルームバーグ・オートメーションを利用しています。
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