【米国市況】円買われ一時149円47銭､日銀総裁発言後に加速－株最高値

29日の外国為替市場では円が上昇。
12月の利上げへの明確な支持は示さず、次の利上げのタイミングが近づいているとの認識を示した。
ブルームバーグ・ドル・スポット指数は週間でも大きく上昇し、対ドルで3％余り値上がりした。
　ジェフリーズの外国為替トレーダー、ヘレン・ギブン氏は「ドナルド・トランプ氏の大統領選勝利を受けたユーフォリア（陶酔感）でドルは押し上げられ、買われ過ぎの領域にあったことから、もっと前に調整が起きていてもおかしくなかった」と分析。
　「選挙リスクと次期政権に関するニュースを受け、トレーダーはここ1カ月に主要10通貨に対してドルをロングとしたとギブン氏。」
週間での上昇率は前週に続き1％を超えた。
Ｓ＆Ｐ500種は11月に5.7％上昇と、月間ベースでは今年最大の上げ。
米経済が成長を続ける中、米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）の利下げ観測を背景に、一部の大型ハイテク銘柄が米国株の上昇をけん引している。
当時ナスダックは非常に似ている。
現在は依然として利下げ局面だ。
今年の欧州主要株価指数の上昇率は米国株を大幅に下回り、その乖離（かいり）は1976年以降で最大となる見通しだが、ＢｏｆＡのストラテジストは欧州株に対して逆張りの賭け、財政改善やエネルギー高緩和を期待－ＢｏｆＡ原油　　ニューヨーク原油先物相場は4営業日続落。
感謝祭の祝日明けで商いは薄かった。
　来年の供給過剰が予想される中で、ＯＰＥＣプラスは当初12月1日に延期－参加国代表　　ＣＩＢＣプライベート・ウェルス・グループのシニア・エネルギー・トレーダー、レベッカ・バビン氏は「ＯＰＥＣプラスの会合延期がグループ内の意見対立を示唆しているとの懸念は、市場ではあまり材料視されていないようだ」と述べた。
　ニューヨーク商業取引所（ＮＹＭＥＸ）のＷＴＩ先物1月限は、前営業日比72セント（約1％）安い1バレル＝68ドルちょうどで終了。
  金　　金スポット相場は4日連続で上昇。
ロシアのプーチン大統領は前日、ウクライナの首都キーウにある「意思決定の中枢」を新型の弾道ミサイルで攻撃する可能性があると警告した。
関連記事：ロシア、キーウを新型弾道ミサイルで攻撃も－プーチン氏が警告　　もっとも、金スポット価格は前日比12.33ドル高の1オンス＝2650.25ドル。
ニューヨーク商品取引所の金先物2月限は前営業日比16.20ドル（0.6％）上昇し、2681.00ドルで引けた。