【米国市況】国債利回り急低下、９月利下げ観測強まる－142円台後半

4日の米金融市場では国債利回りが急低下。
ＩＳＭ指数より先に発表されたＡＤＰ民間雇用統計でも、雇用者数が2年ぶりの低い伸びにとどまった。
ソーシャルメディアへの投稿で、パウエル米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）に対して再び利下げを要求した。
関連記事：トランプ氏、パウエル議長に再び利下げ要求－ＡＤＰ雇用統計受け　　ウェリントン・マネジメントの債券ポートフォリオマネジャー、キャンプ・グッドマン氏は「このデータは、私自身や多くの人が予想していた軟化が実際に始まりつつあることを示唆している」と分析。
これにも反応して米国債利回りはこの日の最低水準を記録した。
4月は17万7000人増だった。
より明確なシグナルだからだとし、失業率が現在の4.5％に上昇すれば「ＦＯＭＣは懸念を強めるだろう」と指摘。
ヘルスケアや通信といったディフェンシブ銘柄がアウトパフォームした。
その上で、「利下げの可能性はあると続けた。」
ＡＤＰ民間雇用者数とＩＳＭ非製造業指数が50を割り込んだことなどでドルが売られたと指摘。
「ＡＤＰに関しては雇用統計との相関性はそう大きくないが、警戒感からドルを買い持ちしていくような積極的な動きにはつながらない」と指摘。
  原油　　原油先物は反落。
同国は失った市場シェアの奪回を重視しているという。
  　　ニューヨーク金相場は反発。
米経済指標が予想を下回り、年内利下げ観測が強まったことが材料視された。
 　　金価格は前日、米求人件数の予想外の増加で米経済に対する楽観が広がったことで下落。
ニューヨーク商品取引所（ＣＯＭＥＸ）の金先物8月限は22.10ドル（0.7％）高の3399.20ドルで引けた。