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【米国市況】株が反落、中東情勢の緊張で原油急伸-ドル144円近辺

記事を要約すると以下のとおり。

13日の米株式相場は反落。
航空株と旅行関連銘柄が急落した一方、エネルギー銘柄と防衛関連株は上昇。
イスラエルの13日未明の空爆では、イランの革命防衛隊の幹部らが殺害され、重要な軍事施設が深刻な損害を受けた。
 プランテ・モラン・フィナンシャル・アドバイザーズのジム・ベアード氏は「原油がワイルドカードだ。」
 さらに、イスラエルとイランの衝突が今後数日間で大幅に悪化せず、中東全般に拡大しなければ、原油価格の持続的な上昇リスクが高まれば、既に減速傾向にある世界経済に一段と顕著な影響が生じる可能性があると述べた。
中東での紛争に伴う原油価格の急伸でインフレ懸念が再燃し、売り優勢に転じた。
 ウェルズ・ファーゴのウェルス・アンド・インベストメントのダレル・クロンク最高投資責任者(CIO)は「原油はインフレ抑制の追い風となっていたが、一転して逆風に変わった」とブルームバーグテレビジョンで述べた。
先月の入札は財政懸念から不調に終わり、30年債利回りが5.15%に上昇した。
 連邦公開市場委員会(FOMC)は来週の定例会合で、政策金利を据え置くと広く予想されているが、四半期ごとの経済予測とドットプロット(金利予測分布図)を公表する予定だ。
来週は「タカ派サプライズ」に備えてポジションを構築するよう顧客に推奨した。
 円は対ドルで朝方に1ドル=144円48銭まで下げた。
    BMOグローバル・アセット・マネジメントのマネジングディレクター、ビパン・ライ氏は「ドルには短期的に上昇余地がある」と指摘。
 さらに「事態がエスカレートした場合、原油価格が100ドルに達するとの見通しもあるが、その見方に異議は唱えない。」
なぜなら、このような予期せぬ潜在的ショックを増幅させるからだと記した。
 ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は7%余り値上がりし、2022年3月以来最大の上げを記録した。
 今回の攻撃は、約20カ月にわたり原油市場の背後でくすぶっていた紛争が劇的にエスカレートしたことを意味する。
 CIBCプライベート・ウェルス・グループのシニア・エネルギー・トレーダー、レベッカ・バビン氏は、「現時点では不確定要素の方が多いが、1つだけはっきりしているのは、これがイスラエルによる最後の行動ではないということだと指摘。」
    コロンビア大学グローバル・エネルギー政策センターの上級研究員、カレン・ヤング氏は「イスラエルとイランの間の直接的な攻撃について、多くのアナリストは短期的な価格リスクと引き続きみている」と指摘。
ロンドンICEの北海ブレント8月限は4.87ドル(7%)高の74.23ドルで引けた。
 投資家の安全資産への需要により、金スポット価格は一時1.8%高。
 イスラエルはこの日もイランの核施設や軍指導部を標的に空爆を継続。
「市場がすでに緊張感に包まれ、リスクセンチメントが悪化する中、金は引き続き買い支えられる可能性が高い。」
「きょうのように中東情勢の緊張が高まる局面では支えとなり、債務不安やインフレ懸念といったリスクに対してもヘッジの役割を果たしている」と話した。
 原題:StocksSink,OilJumpsasMideastTensionsBuild:MarketsWrap(抜粋)TreasuriesSlideasSurgingOilPricesStokeInflationaryAngstDollarRisesonRisk-OffModeasLoonieGetsLift:InsideG-10OilSpikesasIsrael’sAttacksonIranStokeFearsofWiderWarGoldJumpsAfterIsraelLaunchesStrikesonIran’sNuclearSites   。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米国市況】株が反落、中東情勢の緊張で原油急伸-ドル144円近辺

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