アリババ、中国AIの象徴に-乗り遅れ懸念が株価一段高を後押しも
記事を要約すると以下のとおり。
今最も注目されている中国の人工知能(AI)関連銘柄は、
アリババグループだ。 中国のAIを象徴する存在となったアリババのADRはなお、上場来高値を65%余り下回っている。だが、株価には依然として割安感があり、海外ファンドの投資比率が低水準にとどまっているため、上昇余地が残されているとの見方が優勢だ。 アリババの株価水準は数年前のピークから依然として大きく下落したままだ。 香港上場株は予想株価収益率(PER)が約22倍と、過去3年平均の2倍に達している。開発投資 ジャナス・ヘンダーソンのグローバル・テクノロジー・リーダーズ・ファンド(運用資産規模60億ドル)を運用しているリチャード・クロード氏は、「アリババのバリュエーションが法外だと呼ばれることは当面ないだろう。」世界的にAI関連銘柄の評価が再び過熱気味との懸念が浮上しており、疑問符も付き始めている。 アリババの呉泳銘CEO(最高経営責任者)は先週、今後3年間で530億ドル超を投じる見通しで、その多くがAI向けデータセンターに振り向けられるとされている。 アバディーン・インベストメンツの投資マネジャー、ブッシュ・チュー氏は「中国企業が強力なAI能力と持続的な利益成長を示し続けられれば、世界の投資家は注目するだろう」と述べた上で、「アリババの支出はかなり抑制的だ。直近の四半期ではアリババクラウドの売上高が26%増加し、グループ内で最も急成長している部門となった。 中国で他に同じ水準の企業は、テンセント・ホールディングス(騰訊)と非上場で動画投稿アプリ「TikTok」を傘下に置くの字節跳動(バイトダンス)だけだという。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース アリババ、中国AIの象徴に-乗り遅れ懸念が株価一段高を後押しも