アルゼンチン、外準積み増しや国債買い戻しへ－経済相が投資家に伝達

アルゼンチンのカプト経済相はニューヨークで投資家らに対し、通貨ペソが変動幅内で推移する間にも外貨準備の積み増しを開始し、国債の買い戻しを実施する計画を示した。
　ただ、関係者のうち2人によると、カプト経済相はインフレやペソ需要の動向次第では、ペソの取引レンジ上限と下限は月1%ずつ調節され、段階的なペソ安を容認している。
アルゼンチンのカプト経済相（10月14日）Photographer:StefaniReynolds/Bloomberg　　JPモルガンの広報担当者とアルゼンチン経済省の報道担当に7日の通常業務時間外にコメントを求めたが、返答はなかった。
関連記事：アルゼンチン与党、議会中間選挙で勝利－ミレイ氏は経済改革推進へ　　アルゼンチン当局はこれまで通貨制度を変更する考えを否定してきたが、カプト経済相はドル買いの開始時期を具体的に示さなかったものの、ペソ需要の拡大に伴い通貨は引き続き上昇すると見込んでいると述べた。
原題：CaputoTellsBankersArgentinatoBuildReserves,BuyBackBonds（抜粋）—取材協力PatrickGillespie。