イラン政府は、先月の米軍による核施設空爆によってウラン濃縮活動が停止していることを認めた。また、今後の核計画について、米国との間接協議の可能性を排除しないと表明した。
イランのアラグチ外相は21日放送のFOXニュースのインタビューで、「被害は深刻かつ甚大で、ウラン濃縮は停止している」と発言。「濃縮活動はイランの科学者による成果であり、国家の誇りに関わるため、放棄はできない」と述べた。
イランのアラグチ外相
Photographer: Dado Galdieri/Bloomberg ウラン濃縮の権利は、6月のイスラエルによるイラン空爆で頓挫した米国とイランの核協議ラウンドでも主要な対立点となっていた。米国は5月、イランによる低濃縮レベルでのウラン生産を容認する従来の立場を撤回し、能力の完全放棄を要求する姿勢に転じた。
イランは原子力発電所の燃料用など、民生目的に必要な低濃縮ウランの生産を目指していると主張している。しかし、トランプ氏が政権1期目に2015年核合意から離脱後、イランは核計画を大きく前進させ、同国が核兵器の開発を目指すのではないかとの懸念が西側諸国の間で高まっている。
米軍による空爆でイラン核施設が被った損害の程度については、さまざまな臆測が飛び交っていた。
アラグチ氏は「目的がイランに核兵器を持たせないことなら、それは達成可能だ」と述べる一方で、「しかし、われわれの権利、特に濃縮の権利を奪うことが目的なら、それは難しい」とし、「イランの核計画に関するあらゆる合意にはウラン濃縮の権利が含まれていなければならない。われわれはその権利を決して手放さない」と語った。
原題:
US Bombs Halted Iran Uranium Enrichment, for Now, Minister Says(抜粋)







