イランのハメネイ師、米国｢何も得られなかった｣－停戦後初の声明

イランの最高指導者ハメネイ師は26日、イスラエルとの停戦合意後に初めて国営テレビで演説し、イスラエルとの戦争に勝利したと主張。
　英紙フィナンシャル・タイムズ（ＦＴ）によると、欧州当局者は、イランの主要な核施設が「完全に破壊された」と主張し、限定的な打撃しか与えなかったとする国防総省の分析に詳しい複数の関係者の話として伝えた。
　ハメネイ師は、6月13日にイスラエルがイランの核関連および軍事施設に攻撃を再開する可能性も示唆した。
核を巡る緊張　　イラン国内では国際原子力機関（ＩＡＥＡ）との協力関係を制限する動きが強まっている。
　イラン当局者は、イランへの攻撃を正当化する口実を与えたとも主張している。
協力関係の法的な終了は、核拡散防止条約（ＮＰＴ）からの正式な脱退が前提となる。