イラン核施設攻撃、イスラエル首相の30年越しの警告現実に-中東緊迫
記事を要約すると以下のとおり。
イスラエルのネタニヤフ首相は過去30年にわたり、同国の存続にとって最大の脅威はイランの核開発計画だと主張してきた。 イスラエルによ空爆で損傷したるテヘラン市内の建物(13日)Source:AFP ネタニヤフ氏は13日夕の国民向け演説で、今回の攻撃に向けた準備を昨年11月に指示していたと明らかにした。この見直しを通じ、同国軍はヒズボラなどイランの代理勢力に対しても、イラン国内に深く浸透。イスラエル寄りの米大統領とイスラエル政権内の強硬派の存在が、ネタニヤフ氏が長年逡巡(しゅんじゅん)してきた重い決断を後押ししたとみられる。 レバノンのヒズボラやイエメンのフーシ派など、イランの代理勢力による攻撃が相次ぐ中、イスラエル国内では国家の存亡を懸けた戦いとの認識が広がっていた。ガザ保健当局は約5万5000人が死亡したとしている。これらの兵器は空爆と同時に使用され、弾道ミサイル発射台や防空システムに攻撃を与えたという。作戦の多くは、イラン政府に反対する現地の協力者によって遂行されているという。 同氏は2010年と2012年にも、イラン核関連施設への攻撃を容認する姿勢を示している。核施設を壊滅させるには、米国主導によるバンカーバスター(地中貫通爆弾)やB2爆撃機を用いた本格的な軍事作戦が必要とされるが、トランプ大統領はこの選択肢には同意していない。われわれが時間との戦いを続けていることは認識している。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース イラン核施設攻撃、イスラエル首相の30年越しの警告現実に-中東緊迫