米石油大手
エクソンモービルは英国を拠点とするトレーダーの数を過去2年間に倍増し、同社の世界的なエネルギーインフラで得られる収益を拡大させる計画を加速させている。
現時点でトレーダーやアナリスト、サポートスタッフなど約300人をロンドンに抱えるエクソンは、世界的なネットワークを構築するため採用を続けている。同社の広報担当者は英国拠点の規模拡大を認め、社としてトレーディング事業の強化に取り組んでいると述べた。
エクソンのトレーディング部門は最近拡大したとは言え、欧州の同業である
BPや
シェルと比べ規模はまだはるかに小さく、比較的保守的な姿勢を保っている。だが、この積極的な採用は、パイプラインや製油所、化学プラントなど同社の広範囲に及ぶネットワークを最適化しようとするダレン・ウッズ最高経営責任者(CEO)の意欲の表れと言える。
関係者によれば、人員増の大半は外部採用によるもので、一部のトレーディング業務をブリュッセルから移すと昨年発表した後に異動してきた者も少数いる。エクソンはヒューストンやシンガポールにも大規模なトレーディング拠点を持つ。
ウッズCEOは、自社資産を活用した裁定取引に焦点を当てたい考えだが、これは欧州の同業他社や、トラフィギュラ、ビトル・グループといった資源商社が取る戦略よりも保守的なアプローチだ。
事情に詳しい関係者によると、ロンドンにおけるエクソンのトレーディング部門は原油、ガス、石油製品、電力、海運を扱っている。採用活動は継続中で、新卒者を雇用する計画もある。
原題:
Exxon Doubles London Energy Trading Operation With Hiring Spree(抜粋)
— 取材協力 Anna Shiryaevskaya and Priscila Azevedo Rocha






