クックＦＲＢ理事、解任の仮差し止め判断持ち越し－裁判所の緊急審理

クック連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）理事にトランプ大統領が解任を通告した問題で、同理事が求めた仮差し止め令を巡る緊急審理が29日、ワシントンの連邦地裁で開かれた。
ＦＲＢ独立性の今後を左右しかねない重要訴訟において、判事はどちら側に傾斜しているか示さなかった。
トランプ大統領にとって、自分のアジェンダに邪魔な人物を排除する「常套手段」になっていると指摘。
解任するのに「正当な理由」が見つからなかったことを示唆していると主張。
トランプ大統領には正当な理由によって同理事を解任する権利があると論じた。
解任の「正当な理由」があるかどうかについては大統領に理事解任の試みは権力の掌握が狙いであり、米経済に「修復不能な危害」を与えかねないと非難した。
解任の正当性でクック理事に圧力強まる、住宅ローン巡り新たな疑惑－パルト氏が指摘クックＦＲＢ理事がトランプ氏、裁判所は退けるべきだとも述べた。