セブン&アイがきょう決算、市場は営業増益予想も株高の決め手欠く
記事を要約すると以下のとおり。
セブン&アイ・ホールディングスは2025年6-8月期(第2四半期)決算をきょう午後に公表する。3-8月期(中間期)の予想も、セブン&アイが計画する1970億円をわずかに上回っている。背景には、投資家がコスト改善効果よりもコンビニの営業実績の力強さを求めている点が挙げられそうだ。クシュタール撤退を受けてセブン&アイはイトーヨーカ堂などの非中核事業を束ねたヨーク・ホールディングスやセブン銀行を分離し、既存店売り上げは前年並みを維持できるようになった。ただ、ライバルであるローソンやファミリーマートとの伸び率には開きがある。 スティーブン・デイカス社長は8月に公表した経営方針で、30年度までに国内で約1300店を増やすと述べた。国内ではセブン銀行のATMが設置される方向だ。これまでに総額2兆円に上る自社株買いの計画や北米事業の新規株式公開(IPO)を打ち出してきた。 店舗増に加え、デイカス氏が掲げるグローバル人材の育成や本社機能のスリム化といった施策がいつ頃、いかに業績に結びつくかが注目される。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース セブン&アイがきょう決算、市場は営業増益予想も株高の決め手欠く