米セントルイス連銀のムサレム総裁は、米経済が来年の早い時期に力強く回復するとの見通しを示し、追加利下げには慎重な対応が必要との認識を強調した。
ムサレム総裁は10日、ブルームバーグとのインタビューで「1-3月(第1四半期)には大きく持ち直すだろう」と発言。その要因として政府機関再開がもたらす押し上げや財政支援、これまでに実施された利下げの効果、規制緩和を挙げた。
「慎重に臨むことが非常に重要だ。金融政策が過度に緩和的になるのを避けながら追加利下げを行う余地は限られていると、私は考える」と述べた。
ブルームバーグテレビジョンのインタビューに答えるムサレム総裁(動画、10日)
Source: Bloomberg ムサレム総裁はまた、生活費の高騰に苦しむ低中所得層の間で疲弊の兆しが増えていると指摘。食料を提供するフードパントリーを利用する人や、公共料金の支払いに支援を求める人が増えていることは、インフレによって消費者の購買力が低下している証拠だと述べた。
こうした傾向は「インフレ率を2%に戻すという、われわれの責務を果たすことの重要性をあらためて示すものだ。それによって人々は実質所得を取り戻すことができる」と話した。
ムサレム総裁はまた、連邦準備制度理事会(FRB)のインフレ目標である2%を上回っている分のうち、関税による影響は約40%にとどまると指摘。根強いサービス価格インフレなど、物価を押し上げている他の要因を引き続き抑えることが当局には必要だと述べた。
労働市場は軟化しており、政府閉鎖の影響で失業率は上昇する可能性があるとしながらも、いずれ完全雇用に近い水準で雇用は安定するとの認識も示した。
ムサレム氏はこれとは別にブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、資産価格の高止まりへの懸念と、FRBが半年に一度公表する
金融安定報告書に言及。
「市場の特定のバリュエーションについて意見を述べるのは、われわれの仕事ではない」とした上で、「この報告書を見れば、住宅価格は過去の水準に比べて高く、株価も割高に思える。私に言わせれば、金融環境が緩和的であることの裏返しに過ぎない」と話した。
原題:
Fed’s Musalem Sees US Economic Rebound in First Quarter (1)(抜粋)
(発言内容や動画を追加して更新します)







