タイ経済は昨年、予想を下回る成長にとどまった。2025年の見通しは、世界の通商政策や内需低迷に絡むリスクを織り込んでいる。
国家経済社会開発委員会(NESDC)が17日発表した24年10-12月の国内総生産(GDP)は前年同期比3.2%増えた。ブルームバーグ・ニュースの調査による予想中央値は3.8%増だった。
東南アジア2位の経済規模を誇るタイの24年年間成長率は2.5%。予想中央値の2.7%には届かなかったが、23年からは成長が加速した。
観光業と輸出の回復は堅調だが、家計消費と製造業が依然として圧迫され、タイの経済成長は東南アジアで引き続き後れを取っている。
タイは対米貿易黒字が大きい。トランプ米政権の関税政策と米中対立の新たな局面において、米政府が中国に追加関税を課せば事態が悪化する恐れもあり、難しい立ち位置にある。
タイ銀行(中央銀行)のセタプット総裁は16日、通商政策の影響を主な課題と見なしていると述べた。
原題:
Thailand Economic Growth in 2024 Disappoints as Trade Risks Loom (抜粋)






