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テスラの勢いが世界で失速、その理由と復活への道筋-QuickTake

記事を要約すると以下のとおり。

テスラは販売不振に陥っており、電気自動車(EV)の納車台数は2年連続で年間ベースの減少が見込まれている。
 しかし、テスラが抱える課題は、こうした消費者の反発よりも根深いものだ。
車種構成が限られるなか、同社は特に中国メーカーを中心とする競合企業に対して脆弱な立場にある。
販売台数はほぼ3年ぶりの低水準となった。
売上高は12%減の225億ドルにとどまり、少なくとも過去10年で最大の減収となった。
これは、市場全体が拡大する中での落ち込みである。
通年では、BYDが世界販売台数でテスラを上回るとの予測も出ている。
 世界最大のEV市場である中国では、テスラの上海工場からの出荷台数が8カ月連続で減少した。
 対照的に、BYDは幅広い車種を展開しており、その多くがテスラの主力モデルであるモデルYおよびモデル3よりも低価格だ。
 新規参入企業がテスラの地位を脅かしており、すでに競争が激しい中国のEV市場では特にその傾向が顕著だ。
価格は約3万5000ドルで、テスラのモデルYよりも割安に設定されている。
代わりに同社が投入したのは高価格帯のピックアップトラック「サイバートラック」だが、生産・販売台数はマスク氏の期待値を大きく下回っている。
 昨年11月の米大統領選後、マスク氏が「政府効率化省(DOGE)」の責任者として連邦機関の解体に着手し、さらに欧州の極右政治家を支持したことで、米国内外での反発は一段と強まった。
 しかし、その効果は四半期決算の数字にはまだ明確には現れていない。
 テスラでは今年に入り、上級幹部の離脱が相次いでいる。
 EV事業の勢いが鈍るなか、マスク氏は同社の「真の使命」として自らが掲げる自動運転車と人型ロボットの開発に注力する姿勢を一段と鮮明にしている。
「サイバーキャブ」のプロトタイプSource:Bloomberg  約10年にわたり「間もなく自動運転が可能になる」と予告してきたテスラは、6月下旬に待望のロボタクシーサービスを開始した。
関連記事:テスラのロボタクシー、交通違反とみられる事案巡り米当局が精査  テスラにとって今後の課題は、ロボタクシー事業を本格的に拡大し、同社の未来が従来型の自動車製造ではなく自動運転にあることを証明することだろう。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース テスラの勢いが世界で失速、その理由と復活への道筋-QuickTake

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